幕末明治新聞ことはじめ : ジャーナリズムをつくった人びと

書誌事項

幕末明治新聞ことはじめ : ジャーナリズムをつくった人びと

奥武則著

(朝日選書, 952)

朝日新聞出版, 2016.12

タイトル別名

幕末明治 : 新聞ことはじめ : ジャーナリズムをつくった人びと

タイトル読み

バクマツ メイジ シンブン コトハジメ : ジャーナリズム オ ツクッタ ヒトビト

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内容説明・目次

内容説明

幕末の激動の中から明治日本が生まれる過程で、長崎、横浜、東京などで次々に新聞が生まれた。読者はかぞえるほど、活字も販路も取材網もなく、手書きのものもあった。草創期の新聞の苦闘とそこに見られたジャーナリズム精神の萌芽を、9人の新聞人の生涯を通じて描く。出自、個性、文章、めざしたものもさまざまだったが、各人の挑戦、苦労、挫折の全体が、近代国家に不可欠な、報道と言論の舞台としての新聞というニューメディアを育てていった。ジャーナリズムを育てた新聞という媒体には、誕生時から、政府の干渉、党派的報道、販売競争など今日に通じる問題も見られる。今、新聞・テレビの時代を経てネット時代を迎え、ジャーナリズムが変貌をとげようとしている。その針路を考えるうえで先人たちの歴史は示唆に富んでいる。

目次

  • 序章 清八と宇平衛の受難—ジャーナリズム以前
  • 第1章 ジョセフ・ヒコの悲哀—「新聞の父」再考
  • 第2章 ハンサードの志—新聞がやってきた
  • 間奏その1 青年旗本の悲劇—池田長発
  • 第3章 柳河春三の無念—原点としての「中外新聞」
  • 第4章 岸田吟香の才筆—新聞記者の誕生
  • 間奏その2 旧幕臣の矜持—成島柳北
  • 第5章 福地源一郎の言い分—「御用記者」と呼ばれて
  • 間奏その3 鉛活字の誕生まで—本木昌造
  • 第6章 ブラックの栄光—「日新真事誌」の時代

「BOOKデータベース」 より

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