引き裂かれた自己 : 狂気の現象学
著者
書誌事項
引き裂かれた自己 : 狂気の現象学
(ちくま学芸文庫, [レ-7-1])
筑摩書房, 2017.1
- タイトル別名
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狂気の現象学 : 引き裂かれた自己
The divided self : an existential study in sanity and madness
- タイトル読み
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ヒキサカレタ ジコ : キョウキ ノ ゲンショウガク
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注記
せりか書房1971年刊の改題・改訂
原著 (Tavistock, 1960) の翻訳
叢書番号はブックジャケットによる
参考文献: p355-360
内容説明・目次
内容説明
世界から隔絶されているように感じられ、絶望的な孤独のなかで自分自身が分断されていく—統合失調症とはそうした病である。しかし、患者の世界に徹底的に寄り添い、彼らの声に真摯に耳を傾けていくなかでみえてくるのは、苛烈な現実に身を置かざるをえなかったひとりの人間が、それでもなんとか生きようと苦闘する、その姿である。従来の精神医療のあり方に疑問を抱き、反精神医学運動の旗手となった異才の精神科医R.D.レイン。その主著にして、ドゥルーズ=ガタリらの現代思想や、今日のサブカルチャーにも多大な影響を与えつづける古典的名著。
目次
- 1(人間科学の実存主義的‐現象学的基礎;精神病の理解のための実存主義的‐現象学的基礎;存在論的不安定)
- 2(肉化された自己と肉化されざる自己;統合失調気質における内的自己;偽自己‐体系;自意識;ピーターの場合)
- 3(精神病への進展;統合失調症における自己および偽りの自己;廃園の亡霊・慢性統合失調症の研究)
「BOOKデータベース」 より