文庫解説ワンダーランド
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文庫解説ワンダーランド
(岩波新書, 新赤版 1641)
岩波書店, 2017.1
- タイトル読み
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ブンコ カイセツ ワンダーランド
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内容説明・目次
内容説明
基本はオマケ、だが人はしばしばオマケのためにモノを買う。夏目漱石、川端康成、太宰治から、松本清張、赤川次郎、渡辺淳一まで。名作とベストセラーの宝庫である文庫本。その巻末の「解説」は、読者を興奮と混乱と発見にいざなうワンダーランドだった!痛快極まりない「解説の解説」が幾多の文庫に新たな命を吹き込む。
目次
- 1 あの名作に、この解説(夏目漱石『坊っちゃん』—四国の外で勃発していた解説の攻防戦;川端康成『伊豆の踊子』『雪国』—伊豆で迷って、雪国で遭難しそう ほか)
- 太宰治『走れメロス』—走るメロスと、メロスを見ない解説陣
- 2 異文化よ、こんにちは(サガン『悲しみよこんにちは』/カポーティ『ティファニーで朝食を』—翻訳者、パリとニューヨークに旅行中;チャンドラー『ロング・グッドバイ』/フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』—ゲイテイストをめぐる解説の冒険 ほか)
- 3 なんとなく、知識人(庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』/田中康夫『なんとなく、クリスタル』—ン十年後の逆転劇に気をつけて;吉野源三郎『君たちはどう生きるか』/マルクス『資本論』—レジェンドが鎧を脱ぎ捨てたら ほか)
- 4 教えて、現代文学(村上龍『限りなく透明に近いブルー』『半島を出よ』—限りなくファウルに近いレビュー;松本清張『点と線』『ゼロの焦点』—トリックの破綻を解説刑事が見破った ほか)
「BOOKデータベース」 より