不登校とは何であったか? : 心因性登校拒否、その社会病理化の論理
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不登校とは何であったか? : 心因性登校拒否、その社会病理化の論理
社会評論社, 2017.5
- タイトル別名
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School refusal
不登校とは何であったか : 心因性登校拒否その社会病理化の論理
- タイトル読み
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フトウコウ トワ ナンデ アッタカ : シンインセイ トウコウ キョヒ ソノ シャカイ ビョウリカ ノ ロンリ
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内容説明・目次
内容説明
「不登校」現象とはあたかも心因性登校拒否が脱病理化されたかの如く錯覚することで現出する仮象に他ならず、「不登校」問題とはそうした仮象を現象と錯覚することにより生じる疑似問題である。思い切って言えば、私は「どの子どもにも起こりうるもの」とされ没個性化された「不登校の子ども」よりも、かつての医学論文に「症児」として出てくる「学校恐怖症」児たちの方に親しみを感じる。彼らには「分裂気質」があったり、「変り者同一性」があったりする。しかし、「不登校の子ども」には何もないのだ。
目次
- 序論
- 1 1960年代前半における論調(誤診例としての「心因性登校拒否」;鷲見論文(1960年) ほか)
- 2 1960年代後半における論調(変り者同一性;日本臨床心理学会第1回大会 ほか)
- 3 1970年代における論調(教育相談員の論理;神経症的通学? ほか)
- 4 1980年代における論調(稲村事件;登校拒否心性の時代を超えた本質? ほか)
- 5 1990年代における論調(あも;社会学的な現象主義 ほか)
- 結論
「BOOKデータベース」 より