書誌事項

キリシタンが拓いた日本語文学 : 多言語多文化交流の淵源

郭南燕編著

明石書店, 2017.9

タイトル読み

キリシタン ガ ヒライタ ニホンゴ ブンガク : タゲンゴ タブンカ コウリュウ ノ エンゲン

大学図書館所蔵 件 / 131

この図書・雑誌をさがす

収録内容

  • 序論: キリスト教宣教に始まる多言語多文化的交流 / 郭南燕執筆
  • 第1部: キリシタン時代の日本文化理解「イエズス会の適応主義」 : 1. 聖フランシスコ・ザビエルの日本語学習の決意 / 郭南燕執筆
  • 2. イエズス会巡察師ヴァリニャーノの「順応」方針の動機と実践 / 川村信三執筆
  • 3. イエズス会の教育とヴァリニャーノの思想 / 李梁執筆
  • 4. イエズス会の霊性と「九相歌」 / カルラ・トロヌ執筆 ; 田中零訳
  • 5. 『日葡辞書』に見える「茶の湯」の文化 / アルド・トリーニ執筆
  • 6. マニラから津軽へ : 「キリシタン時代」末期における日本宣教再開の試み / 阿久根晋執筆
  • [コラム1]先祖の話 : キリシタンへの改宗 / 浦道陽子執筆
  • 第2部: 日本宣教と日本語による著述≪近代のプロテスタントとカトリック≫ : 1. 辞書は伝道への架け橋である : メドハーストの辞書編纂をめぐって / 陳力衛執筆
  • 2. 来日プロテスタント宣教師と「言語」 : 明治初期津軽の事例から / 北原かな子執筆
  • 3. 仏人宣教師リギョールと「教育と宗教の衝突」論争 / 将基面貴巳執筆
  • 4. カンドウ神父の日本文化への貢献 / ケビン・ドーク執筆
  • [コラム2]マレガ神父の日本文化研究 / シルヴィオ・ヴィータ執筆
  • 5. 日本語の書き手としてのホイヴェルス : 「最上のわざ」を中心に / 谷口幸代執筆
  • 6. ホイヴェルス脚本「細川ガラシア夫人」 : 世界文学へのこころざし / 郭南燕執筆
  • 第3部: 聖なるイメージの伝播≪キリスト教の多文化的受容≫ : 1. 複製技術時代における宗教画 : 世界の「サルス・ポプリ・ロマーニ聖母像」をめぐって / 望月みや執筆 ; 田中零訳
  • 2. 多様性の中の統一性:愛の性格 : カクレキリシタンにおける「神の啓示」の意味 / 松岡史孝執筆 ; 木村健訳
  • 3. 贈り物の聖なる交換 : カトリック麹町聖イグナチオ教会 / E・C・フェルナンデス, S・M・ピッツ執筆 ; 田中零訳
  • 4. 「沈黙」にひそむ「瘋癩老人日記」の影 : 遠藤周作と谷崎潤一郎をむすぶ糸 / 井上章一執筆
  • [コラム3]「聖骸布」に関するコンプリ神父の日本語著書 / 郭南燕執筆
  • 第4部: 朝鮮半島宣教とハングルによる著述≪日本との比較≫ : 1. ハングルによるカトリックの書物 : 一八世紀から一九四五年までの概観 / フランクリン・ラウシュ執筆 ; 木村健訳
  • 2. 外国人宣教師の半島伝道と著述活動 / 李容相執筆
  • 3. 外国人女性宣教師の文化的影響 / 崔英修執筆

内容説明・目次

内容説明

イエズス会を通じて伝来したキリシタン文化を継承し、今日のグローバル化の先駆けとなった多様多彩な交流を初めて総合的に考察する画期的論集—宣教師と信徒が紡ぎ出した日本語文学の源流と展開を探る。

目次

  • 第1部 キリシタン時代の日本文化理解“イエズス会の適応主義”(聖フランシスコ・ザビエルの日本語学習の決意;イエズス会巡察師ヴァリニャーノの「順応」方針の動機と実践 ほか)
  • 第2部 日本宣教と日本語による著述“近代のプロテスタントとカトリック”(辞書は伝道への架け橋である—メドハーストの辞書編纂をめぐって;来日プロテスタント宣教師と「言語」—明治初期津軽の事例から ほか)
  • 第3部 聖なるイメージの伝播“キリスト教の多文化的受容”(複製技術時代における宗教画—世界の「サルス・ポプリ・ロマーニ聖母像」をめぐって;多様性の中の統一性:愛の性格—カクレキリシタンにおける「神の啓示」の意味 ほか)
  • 第4部 朝鮮半島宣教とハングルによる著述“日本との比較”(ハングルによるカトリックの書物—一八世紀から一九四五年までの概観;外国人宣教師の半島伝道と著述活動 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ