大嘗祭 : 天皇制と日本文化の源流
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大嘗祭 : 天皇制と日本文化の源流
(中公新書, 2462)
中央公論新社, 2017.11
- タイトル読み
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ダイジョウサイ : テンノウセイ ト ニホン ブンカ ノ ゲンリュウ
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注記
引用・参照の文献一覧: p307-315
内容説明・目次
内容説明
新天皇が、即位後に行う大嘗祭。「秘すべきことがはなはだ多い」とされ、謎が多い。その内容は、豊穣祈願、聖婚儀礼など様々に解釈されてきた。著者は、国家祭祀として姿を現した天武朝から、古墳時代、弥生・縄文時代へと遡って考察し、同時に広くアジアの民俗資料を収集。そのルーツが長江以南地域の古い稲作儀礼にあり、女性原理が濃厚な原初の日本文化と融合したとする。現在に至る日本的心性の基層が、浮かび上がる。
目次
- 第1章 大嘗祭をめぐる基礎知識
- 第2章 大宝律令に見る天皇祭祀の基本構造
- 第3章 大嘗殿でなにが行なわれるのか
- 第4章 神話の中のニイナメ
- 第5章 男王たちとニイナメ
- 第6章 卑弥呼の巫政の体系から神祇令祭祀へ
- 第7章 ニイナメの語源を探る
- 第8章 稲収穫儀礼から天皇位継承儀礼へ
- 終章 日本的心性の深層
- 付章 大嘗祭と現代
「BOOKデータベース」 より