日本中世社会と禅林文芸

書誌事項

日本中世社会と禅林文芸

芳澤元著

吉川弘文館, 2017.12

タイトル別名

日本中世社会と禅林文芸

タイトル読み

ニホン チュウセイ シャカイ ト ゼンリン ブンゲイ

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注記

索引: 巻末p1-9

博士論文をもとに加筆・修正し、新稿を加えた論文集

内容説明・目次

内容説明

漢詩文を駆使した中世の禅僧と、武家や商人など社会の諸階層との文芸交流は、海域を越えて室町文化として結実した。仏事や芸術を通じた足利将軍・領主社会との結びつき、社会生活を鼓舞する思考などを、漢文や肖像画の厳密な読解により分析。宗教勢力としての禅宗寺院と世俗の切り離せない関係を活写し、仏教史から新たな中世社会像を切り拓く。

目次

  • 中世宗教史研究と室町時代像
  • 第1部 都鄙と海域を越える禅林文芸(鎌倉後期の禅林と文芸活動の展開;応永期における渡唐天神説話の展開;渡唐天神像と日明交通;慶長期における詩画軸の製作過程—前田利家夫人・芳春院の女人図)
  • 第2部 中世後期の五山と武家社会(室町・戦国期の武家連歌と天神御影;室町期禅林における飲酒とその背景;室町期の禅宗と武家社会の在俗居士)
  • 宗教勢力としての中世禅林—在俗宗教への道

「BOOKデータベース」 より

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