書誌事項

日宋貿易と仏教文化

大塚紀弘著

吉川弘文館, 2017.12

タイトル読み

ニッソウ ボウエキ ト ブッキョウ ブンカ

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注記

2010年から2014年にかけて公表した論文に、大幅に加除・修正を加え構成したもの

初出一覧: p327

内容説明・目次

内容説明

中国と国家間の外交関係を結ばなかった中世前期、民間の唐船による貿易が日本の社会・文化にもたらした影響を考察する。特に、僧侶が博多在住の貿易商人とつながることで、宋版一切経などの唐物や中国の知識・情報を手に入れ、仏牙信仰や宝篋印塔、輪蔵などの新しい文化が日本に広がったことを解明。社会史の視点から豊かな国際関係を描き出す。

目次

  • 本書の研究視座と構成
  • 第1部 日宋・日元貿易と僧侶(唐船貿易の変質と鎌倉幕府;中世前期唐船貿易の構造;宋版一切経の輸入と受容;重源の「入宋」と博多綱首;高山寺の明恵集団と南宋)
  • 第2部 中国文化の日本伝播(日本中世における北宋仏牙信仰の受容;石造宝篋印塔の成立;日本中世における中国碑文化の受容;日本中世の寺社と輪蔵)
  • 日宋・日元貿易をめぐる論点と私見

「BOOKデータベース」 より

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