知と存在の新体系
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知と存在の新体系
知泉書館, 2017.11
- タイトル読み
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チ ト ソンザイ ノ シンタイケイ
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注記
文献表: 巻末p14-23
内容説明・目次
内容説明
現代の哲学的状況は底なしの相対主義と自然主義による閉塞的状況に陥っている。本書はそこからの脱却を目指す。アリストテレス=トマス・アクィナスは始まりを「ある」に置いたが、著者はもう一つの始原、「知ること」を設定し「知ることからあることへ」の思考を切り拓く。そして知るものである「私」の思いを探究していくことで「私」を超えて一なる場としての「無限」を見出し「我々」と「私」の結びつきが示される。
目次
- 第1部 「存在論」の歴史—スアレスからヴォルフへ(理由の系列としての哲学史;スアレスと形而上学 ほか)
- 第2部 存在と言語(翻訳可能性と翻訳非決定性;根源的翻訳と自然主義的解決 ほか)
- 第3部 存在論的証明を遡行する(「存在論的証明」とはどのような問題か—カント;実在と制度—ヒューム ほか)
- 第4部 形而上学から道徳へ—自我論的道程と宇宙論的見地の統合(自我論的道程から超越を経て宇宙論的見地へ;宇宙論的見地と存在の度合い ほか)
「BOOKデータベース」 より