ホロコーストと戦後ドイツ : 表象・物語・主体

書誌事項

ホロコーストと戦後ドイツ : 表象・物語・主体

高橋秀寿著

岩波書店, 2017.12

タイトル別名

ホロコーストと戦後ドイツ : 表象物語主体

タイトル読み

ホロコースト ト センゴ ドイツ : ヒョウショウ・モノガタリ・シュタイ

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内容説明・目次

内容説明

なぜ、戦後の長い間、ドイツ国内で沈黙・抑圧・忘却の状態におかれていたホロコーストの記憶が三〇年以上の歳月を経たのちに「発見」され、その想起が政治・社会・文化的な「ブーム」として全世界に広がり、現在まで続いているのか。その背景と原因を、戦後ドイツにおけるナショナル・アイデンティティの変容を辿りながら詳細に論じてゆく。

目次

  • 第1章 ホロコーストの発見と反応(アメリカとホロコーストの物語;ドイツ人の反応—「犠牲者物語」から「犠牲者共同体」へ ほか)
  • 第2章 一九六〇年代以降におけるホロコーストの記憶・表象・物語(啓蒙活動—写真集・ドキュメンタリー・歴史ドラマ;啓蒙活動におけるホロコーストの表象と物語 ほか)
  • 第3章 『ホロコースト』から「ホロコースト」へ(『ホロコースト』—物語の構造と反応;ホロコースト映画の成立 ほか)
  • 第4章 ホロコースト・モデルの確立と国民形成(新しい歴史的主体とその身体;新しい歴史的主体と社会構造の変化 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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