歓待について : パリ講義の記録
著者
書誌事項
歓待について : パリ講義の記録
(ちくま学芸文庫, [テ2-8])
筑摩書房, 2018.1
- タイトル別名
-
歓待について : パリのゼミナールの記録
De l'hospitalité
Anne Dufourmantelle invite Jacques Derrida à répondre de l'hospitalité
- タイトル読み
-
カンタイ ニツイテ : パリ コウギ ノ キロク
大学図書館所蔵 件 / 全108件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
「歓待について : パリのゼミナールの記録」 (産業図書 1999年刊) の訳文を全面的に再検討、副題を改めたもの
序論: アンヌ・デュフールマンテル
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
移民や難民の受け入れはどこまで可能か。何の留保や制約もなしに、異邦人=他者を歓迎するなど可能なのか。今日さらに切迫したものとなったこの問いにデリダが挑む。現代では、よそからやってきた他者を「私」の空間へ招き入れるという古典的な歓待の構図が崩壊しつつある。こうした歓待する側の自己意識や権力を前提とした条件付きの歓待に対し、デリダはプラトン、ギリシャ悲劇などを参照しつつ、無条件の歓待の諸相へと目を向ける。この遡行が揺さぶるのはヨーロッパを基礎づけてきた歓待の精神そのものであり、その根源的な(不)可能性にほかならない—。後期デリダ入門にも好適の一冊。
目次
- 招待(アンヌ・デュフールマンテル)
- 異邦人の問い:異邦人から来た問い
- 歓待の歩み=歓待はない
「BOOKデータベース」 より