書誌事項

古代文学言語の研究

糸井通浩著

(研究叢書, 491)

和泉書院, 2018.1

タイトル読み

コダイ ブンガク ゲンゴ ノ ケンキュウ

大学図書館所蔵 件 / 94

注記

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

古典作品を的確に読むための語法・文法研究。平安王朝の散文学・韻文学を対象に古代の語法・文法の本義に迫る。自発の助動詞「る・らる」の「可能」への用法拡張、時の助動詞「き」「けり」及び完了の助動詞の本義、接続語「かくて」「さて」の文脈形成上の機能、同格助詞「の」の構文的機能などについて、また古代和歌にみる文法や修辞が、いかに和歌言説を形成する上で機能しているかを追究。

目次

  • 前編 語法・文法研究(不可能の自覚—語りと副詞「え」の用法;「き・けり」論;王朝女流日記の表現機構—その視点と過去・完了の助動詞 ほか)
  • 中編 散文体と韻文体と(勅撰和歌集の詞書—「よめる」「よみ侍りける」の表現価値;助動詞の複合「ならむ」「なるらむ」—散文体と韻文体と;かな散文と和歌表現—発想・表現の位相)
  • 後編 和歌言語の研究(『古今集』の文法—和歌の表現機構と構文論的考察;『新古今集』の文法—和歌の構造と構文論;和歌解釈と文法—語法と構文を中心に ほか)

「BOOKデータベース」 より

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