震災後の地域文化と被災者の民俗誌 : フィールド災害人文学の構築

書誌事項

震災後の地域文化と被災者の民俗誌 : フィールド災害人文学の構築

高倉浩樹, 山口睦編

(東北アジア研究専書)

新泉社, 2018.1

タイトル読み

シンサイゴ ノ チイキ ブンカ ト ヒサイシャ ノ ミンゾクシ : フィールド サイガイ ジンブンガク ノ コウチク

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内容説明・目次

内容説明

被災後の人びとと地域社会はどのような変化を遂げてきたのか。無形民俗文化財の復興・継承、慰霊のありよう、被災者支援など、民俗学・人類学・宗教学の立場で地域社会と人びとの姿を見つめ、災害からの再生と減災に果たす生活文化の役割を考える。

目次

  • 序論 フィールド災害人文学の構築にむけて
  • 1 無形民俗文化財の被災と復興事業(文化財化する地域文化—大規模災害後の民俗文化財をめぐる対応から;生きた文化財を継承する—無形文化遺産と被災・復興;無形文化遺産の防災という考え方—東日本大震災の教訓と無形文化遺産アーカイブスの試みから;復興のなかの発見と創造—震災復興関連事業に関わった一民俗学者の随想)
  • 2 被災地からみた民俗芸能の復興・継承(祭りの「復興」過程—宮城県山元町の八重垣神社の事例から;被災地からみる民俗芸能の未来—「子ども神楽」の誕生とその活動から考える;民俗芸能の中期的復興過程における継承活動の諸相と原動力—福島県浜通り地方の三つの田植踊を事例として;福島県の民俗芸能と減災無形文化遺産—災害復興政策になぜ無形文化財が必要なのか)
  • 3 災害死者の慰霊・追悼と記憶の継承(災害死者の供養と伝承;災害後の持続可能なコミュニティの構築に果たす記念碑の役割—東日本大震災と津波を事例に;インドネシアと日本の津波記念行事にみられる「救いの約束」;被災地の祭り・祈りを支援する学生ボランティアと宗教学者)
  • 4 被災者・家族の暮らしの再建と地域社会(被災地にみる手仕事ビジネスと新たな社会関係—宮城県を事例として;大惨事と自主的判断—福島原発災害後の「母子避難」の意味を問う;沖縄県における避難者受け入れ過程;災害時における外国人被害者に対する通訳の役割と問題点—二〇一二年クライストチャーチ震災に学ぶ)

「BOOKデータベース」 より

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