人体六〇〇万年史 : 科学が明かす進化・健康・疾病

書誌事項

人体六〇〇万年史 : 科学が明かす進化・健康・疾病

ダニエル・E・リーバーマン著 ; 塩原通緒訳

(ハヤカワ文庫, NF511-NF512)

早川書房, 2017.11

タイトル別名

The story of the human body : evolution, health, and disease

人体600万年史 : 科学が明かす進化・健康・疾病

人体 : 600万年史 : 科学が明かす進化健康疾病

タイトル読み

ジンタイ ロッピャクマンネンシ : カガク ガ アカス シンカ・ケンコウ・シッペイ

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注記

本書は、2015年9月に早川書房より単行本として刊行された作品を文庫化したもの

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784150505110

内容説明

人類が類人猿から分岐し二足歩行を始めてから600万年。人類の身体は何に適応しどのように進化してきたか。速さ、強さ、運動能力で他より劣るにもかかわらず厳しい自然選択を生き残ったのはなぜか。両手が自由になり長距離走行が可能になったことで得た驚くべき身体的・文化的変化とは。「裸足への回帰」を提唱する進化生物学者リーバーマンが、人類進化の歴史をたどりながら現代人の抱える健康問題の原因を明らかにする。

目次

  • 序論—人間は何に適応しているのか
  • 第1部 サルとヒト(直立する類人猿—私たちはいかにして二足歩行者となったか;食事しだい—アウストラロピテクスはいかにして私たちを果実離れさせたか;最初の狩猟採集民—現生人類に近いホモ属の身体はいかにして進化したか;氷河期のエネルギー—私たちはいかにして大きな脳と、ゆっくり成長する大きな太った身体を進化させたか;きわめて文化的な種—現生人類はいかにして脳と筋肉の組み合わせで世界中に住みついたか)
  • 第2部 農業と産業革命(進歩とミスマッチとディスエボリューション—旧石器時代の身体のままで旧石器時代後の世界に生きていると‐良きにつけ悪しきにつけ—どうなるか)
巻冊次

下 ISBN 9784150505127

内容説明

農業革命、産業革命を経てヒトの生活は便利で快適になり、寿命はこれまでになく延びた。だが飢餓や感染症が激減した一方で、2型糖尿病、肥満、心臓病、認知症、アレルギーなどの慢性病は増加の一途をたどっている。進化に重要な役割を果たしたはずの脂肪や糖がなぜ病の誘因となりうるのか。生活様式の変化が人体の進化のペースを上回った結果生じた「進化的ミスマッチ」を解明し、状況改善への道を探る。

目次

  • 第2部 農業と産業革命(承前)(失われた楽園?—農民となったことのありがたさと愚かさ;モダン・タイムス、モダン・ボディ—産業化時代の人間の健康のパラドックス)
  • 第3部 現在、そして未来(過剰の悪循環—なぜエネルギーを摂りすぎると病気になるのか;廃用性の病—なぜ使わないとなくなってしまうのか;新しさと快適さの隠れた危険—なぜ日常的なイノベーションが有害なのか;本当の適者生存—人間の身体にとってのよりよい未来を切り開くため、進化の論理はどのように役立てられるのか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB25727735
  • ISBN
    • 9784150505110
    • 9784150505127
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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