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収縮経済下の公共政策

四方理人, 宮﨑雅人, 田中聡一郎編著

慶應義塾大学出版会, 2018.3

タイトル読み

シュウシュク ケイザイカ ノ コウキョウ セイサク

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注記

参考文献: 各章末

はしがきに「慶應義塾大学経済学部金子勝先生により、大学院、学部で指導を受けた研究者による退職記念論文集である」との記述あり

内容説明・目次

内容説明

日本経済が「収縮」に向かうなか、格差と貧困、人口減少と地方経済の衰退、社会保障の限界と財政運営の困難など、喫緊の政策課題が表面化している。緻密なデータ・歴史分析ならびに国際比較に基づいた14本の論考により、日本の新たな政策課題を提示する。

目次

  • 第1部 衰退する日本経済における格差と公共政策(世帯主年齢と本人年齢による所得格差の寄与度分解—格差拡大は人口高齢化によるものか?;変わりゆく持家社会・日本と家計—居住形態別貧困率と住宅費負担率の推計;「平成の大合併」における市町村合併要因の分析;社会保険制度における規制緩和の危険性—介護保険制度における混合介護の議論を中心に;デフレーションの再検討—公的固定資本形成と政府最終消費支出を分離したVARモデルによる分析;市町村国民健康保険の保険料収納率に関する分析;資源利用における行財政の役割と過少利用の影響—温泉資源を事例に)
  • 第2部 グローバル経済下の金融と財政(新常態における中国の政府間財政関係;「オランダモデル」形成期の財政・社会保障改革—ルベルス政権とコック政権の政策連続性に着目して;デンマークの所得税制と児童手当—負担の公平性と課税方式の変化に着目して;アメリカにおける産業構造の変化と法人税向け租税支出の変遷—2000年代以降を中心に;金融自由化、金融革新と金融不安定性—「制度の経済学」によるミンスキー理論の深化の可能性;ブレトン=ウッズ体制期における英米の通貨管理と財政—国際金融制度の政治経済学;「制度」の政治経済学に関する一考察—財政史的考察方法をその出発点にして)

「BOOKデータベース」 より

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