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姦通裁判 : 18世紀トランシルヴァニアの村の世界

秋山晋吾著

(星海社新書, 129)

星海社 , 講談社 (発売), 2018.4

Title Transcription

カンツウ サイバン : 18セイキ トランシルヴァニア ノ ムラ ノ セカイ

Available at  / 39 libraries

Note

主要史料・参考文献: p277-283

年表あり

Description and Table of Contents

Description

一七六五年の夏。ヨーロッパの東のはずれ、トランシルヴァニア侯国のコザールヴァール村で、ある裁判の証人尋問が行われた。原告は領主の一人・イシュトヴァーン。そして被告は彼の妻・ユディト。罪状は「姦通」であった。のべ一〇〇人を超える証人の口から赤裸々に語られるのは、ユディトと間男・アダームの堂々たる逢瀬、これまでの赤裸々な男性遍歴と子どもたちの出生にまつわる疑念、魔女と媚薬、そして繰り返される暴力…。ユディトは果たしてただの淫蕩な女だったのか—?東欧史研究のトップランナーが証言記録を縦横に読み解き、ユディトらを取り巻く近世ヨーロッパの村の暮らしを復元し、事件の深層に迫る。新たな近世史科学入門。

Table of Contents

  • 第1章 姦通事件
  • 第2章 村と住民
  • 第3章 閨房のなかで
  • 第4章 日常性のリズム
  • 第5章 日常の非日常性

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