書誌事項

アジアの戦争と記憶 : 二〇世紀の歴史と文学

岩崎稔, 成田龍一, 島村輝編

勉誠出版, 2018.6

タイトル別名

Wars and memories in modern East Asia

アジアの戦争と記憶 : 二〇世紀の歴史と文学

アジアの戦争と記憶 : 二〇世紀の歴史と文学

タイトル読み

アジア ノ センソウ ト キオク : ニジュッセイキ ノ レキシ ト ブンガク

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内容説明・目次

内容説明

二つの世界大戦から、インド独立運動、朝鮮戦争、ベトナム戦争、沖縄返還など、アジア激動の20世紀を捉え直す。作家や知識人が残した言葉から、友好と対立が入り乱れる戦後の日中韓関係史を整理、戦後に忘却された東アジアの歴史を浮かびあがらせる。ナショナリズムとグローバリズムという二つの普遍主義を問い直し、政治的対立を超えた、これからの連帯の可能性を探る。

目次

  • 1 戦争からコモンを考える(東アジアにおける「コモン」(共同性)とは、なにか?—現代日本の「民主」と「主権」;二十世紀中国史という視野における朝鮮戦争;グローバリズムと漢字文化圏をめぐる文化政治—「ベトナム戦争」×「日韓国交正常化」という記憶装置から ほか)
  • 2 アジアを渡る(章炳麟の「自主」に基づくアジア連帯の思想—日本の初期社会主義運動、日英同盟、印度独立運動との関連;戦前・戦中の日本の「中国」および「東洋」に関する知識生産—橘樸を中心に;日本の新感覚派文学の植民地都市での転向—横光利一の『上海』をめぐって ほか)
  • 3 日中の想像力(根拠地哲学と歴史構造意識—竹内好の毛沢東論;東アジアの終わらない戦争—堀田善衞の中国観;友好の井戸を掘る—辻井喬のしごと)

「BOOKデータベース」 より

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