相模原事件はなぜ起きたのか : 保安処分としての措置入院

書誌事項

相模原事件はなぜ起きたのか : 保安処分としての措置入院

井原裕著

(メンタルヘルス・ライブラリー, 39)

批評社, 2018.7

タイトル別名

相模原事件はなぜ起きたのか : 保安処分としての措置入院

タイトル読み

サガミハラ ジケン ワ ナゼ オキタ ノカ : ホアン ショブン ト シテ ノ ソチ ニュウイン

大学図書館所蔵 件 / 87

注記

文献: p188-191

内容説明・目次

内容説明

相模原事件は、知的障害者福祉施設で元・施設職員が入所中の障害者19名を殺害した事件です。同職員が事件4ヵ月前に精神科病院に措置入院していた事実が明らかとなり、この制度のあり方に人々の関心が集まってしまいました。しかし、措置入院は心の健康のための制度であり、犯罪を防止するための制度ではありません。相模原の悲劇を二度と起こさないために、1.地域社会の安全を確保するための警察、2.精神障害者の人権を擁護するための裁判所、3.精神障害者の心の健康に奉仕する精神科医、これら三者が共同するあらたな刑事政策が必要です。本書は、事件の背景を概観し、来るべき制度について考察しました。

目次

  • 第1章 相模原事件と精神医学
  • 第2章 被疑者は精神障害なのか?
  • 第3章 予防拘禁としての措置入院
  • 第4章 世界の精神医学濫用
  • 第5章 反体制運動の延長としての保安処分反対闘争
  • 第6章 相模原事件、そして、事後の検証
  • 第7章 この国に生まれたるの不幸

「BOOKデータベース」 より

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