江戸の読書会 : 会読の思想史

書誌事項

江戸の読書会 : 会読の思想史

前田勉著

(平凡社ライブラリー, 871)

平凡社, 2018.9

タイトル読み

エド ノ ドクショカイ : カイドク ノ シソウシ

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内容説明・目次

内容説明

儒学の学習のために始まった読書会=会読は、すぐに全国にひろがり、蘭学、国学塾でも採用された。それは身分制社会のなかではきわめて特異な、自由で平等なディベートの場、対等な他者を受け入れ競い合う喜びに満ちた「遊び」の時空でもあった。そこで培われた経験と精神は、幕末の処士横議を、民権運動の学習結社を、近代国家を成り立たせる政治的な公共性を、準備するものでもあった—。具体的な事例をたどり、会読の思想史を紡ぐ傑作!

目次

  • 第1章 会読の形態と原理
  • 第2章 会読の創始
  • 第3章 蘭学と国学
  • 第4章 藩校と私塾
  • 第5章 会読の変貌
  • 第6章 会読の終焉
  • 付録 江戸期の漢文教育法の思想的可能性—会読と訓読をめぐって

「BOOKデータベース」 より

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