古代・中世の地域社会 : 「ムラの戸籍簿」の可能性

書誌事項

古代・中世の地域社会 : 「ムラの戸籍簿」の可能性

大山喬平, 三枝暁子編

思文閣出版, 2018.9

タイトル別名

古代中世の地域社会 : ムラの戸籍簿の可能性

タイトル読み

コダイ・チュウセイ ノ チイキ シャカイ : 「ムラ ノ コセキボ」ノ カノウセイ

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注記

科学研究費補助金・基盤研究(B)「郷・村のデータベース作成にみる日本中世の地域社会」による研究成果の一部

内容説明・目次

内容説明

古来より人びとの生活の基盤であった郷・村(ムラ)は、いつ生まれ、近世村にどのように接続するのか、あるいは消滅するのか。本書では、それらを記録する資料を集計した「郷村表」を作成し、人間の戸籍にたとえて「ムラの戸籍簿」と呼ぶこととした。「ムラの戸籍簿」を用いることで、どのような論点が浮かび上がってくるのか。政治史や社会経済史、宗教史、都市史などさまざまな専門分野を持つ研究者二〇名が、日本全国のムラの成立過程や、「戸籍簿」作成の過程で見出した地域社会・個別のムラの特色について分析の深化を試みた。「ムラの戸籍簿」研究会、一〇年間におよぶ活動の集大成。村落史研究の新たな地平を拓く。

目次

  • 1 地域社会の構造と支配秩序(伊予国の郷と村;古代越後国古志郡内の「村」とその後—近年出土の木簡史料から;伊賀国名張郡の村—平安期の村とその展開;中世紀ノ川流域における「村」の出現と変遷—高野山領官省符荘の場合;厳島社領安芸国久嶋郷の刀禰とムラ ほか)
  • 2 神仏とムラをとりまく環境(近江国中世史料に見る「村人」の存在形態—「村人」はどこで何をしていたか;筑後国の郷村—大善寺玉垂宮関係文書から;中世三河の寺社境内と村落;伊勢国の八王子社と村—二つの神事頭番帳から;神社膝下の「ムラ」とその歴史的展開—周防国松崎社及び十月会との関係を中心に ほか)

「BOOKデータベース」 より

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