書誌事項

モンゴル人の中国革命

楊海英著

(ちくま新書, 1364)

筑摩書房, 2018.10

タイトル読み

モンゴルジン ノ チュウゴク カクメイ

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注記

参考文献: p313-318

内容説明・目次

内容説明

モンゴルの南、内モンゴル地方。十九世紀末から中国の植民地となったこの地に日本が現れ、その三分の二が実質的に満洲国の一部となるが、残り三分の一のオルドス地方は国民党支配下にとどまった。そこへ毛沢東が現れ、抗日と反共の間で揺れるオルドスをやがて悲劇が見舞う。日本の敗北にともない起きた国共内戦、中国共産党革命によって内モンゴル全体が蹂躙されていく—。諸勢力間で翻弄された草原の人々の激動の歴史を、その地を故郷とする歴史人類学者が鮮やかに描き出す。

目次

  • 第1章 清朝は遠くなりにけり—雪花如意・蘆占魁・出口王仁三郎
  • 第2章 赤い都市と赤い英雄—日本統治時代のモンゴル
  • 第3章 赤い太陽と「草原の黒い霧」—中国共産党の内モンゴル占領
  • 第4章 万里の長逃—中国共産党によるモンゴル分断
  • 第5章 草原に咲くピンクの花—中国共産党とアヘンの侵入
  • 第6章 呪われた蒋介石と毛沢東—国民党と共産党のはざまで
  • 第7章 天運尽きて、時勢に流るる—モンゴル人自決運動の挫折
  • 第8章 エーデルワイスに散る—モンゴルを滅ぼした大量虐殺
  • 第9章 女たちの「革命」

「BOOKデータベース」 より

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