新宿「性なる街」の歴史地理

書誌事項

新宿「性なる街」の歴史地理

三橋順子著

(朝日選書, 977)

朝日新聞出版, 2018.10

タイトル別名

新宿 : 「性なる街」の歴史地理

新宿性なる街の歴史地理

タイトル読み

シンジュク「セイナル マチ」ノ レキシ チリ

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注記

主な参考文献: p320-323

内容説明・目次

内容説明

新宿の歓楽街は、酒場、ソープランド、ゲイタウン、女装者のコミュニティ、レズビアンが集まる店などが混在する、他に類のない地域だ。今にぎやかな歌舞伎町界隈はもともと場末で、戦後まもなく都電の停留所が移転してきて栄えるようになった。闇市に起源をもつ飲み屋街がいくつもあり、非合法な買売春が行われた「青線」だった。新宿御苑に近い「二丁目」は、江戸の宿場町・戦前の遊廓・戦後の「赤線」といった男と女の色街の跡地だ。1958年(昭和33)の売春防止法で、買売春が黙認されてきた「赤線」は没落、そこに1960年代末からゲイバーが集まりだして、世界有数の「ゲイタウン」が形成されていく。古地図や写真の中に、街の片隅に、わずかに遺されたかつての「性なる場」の痕跡を掘り起こし、「盛り場・新宿」ができあがる過程を読み解く。

目次

  • 第1章 「新宿遊廓」はどこにあった?
  • 第2章 「赤線」とは何か(1)—その成立
  • 第3章 「赤線」とは何か(2)—実態と経済
  • 第4章 「赤線」とは何か(3)—その終焉
  • 第5章 新宿の「青」と「赤」—戦後における「性なる場」の再編
  • 第6章 欲望は電車に乗って—都電と「赤線」
  • 第7章 「千鳥街」を探して—焼け跡・闇市系飲み屋街の記憶

「BOOKデータベース」 より

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