なぜ私は一続きの私であるのか : ベルクソン・ドゥルーズ・精神病理

書誌事項

なぜ私は一続きの私であるのか : ベルクソン・ドゥルーズ・精神病理

兼本浩祐著

(講談社選書メチエ, 686)

講談社, 2018.10

タイトル別名

なぜ私は一続きの私であるのか : ベルクソンドゥルーズ精神病理

タイトル読み

ナゼ ワタシ ワ ヒトツズキ ノ ワタシ デ アルノカ : ベルクソン・ドゥルーズ・セイシン ビョウリ

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注記

参考文献: p227-231

索引: p232-235

内容説明・目次

内容説明

私が確固として同一であるという信念はどこから来るのか。脳の生物的デフォルトから同一性は導かれないのではないか。意識という機構が「外」を表象として立ち上がらせるとき、その都度の表象という出来事が反復されるとき、影絵のように浮かび上がってくる「私」。表象とは何か、それは私の一貫性とどう繋がってくるのか。ベルクソンの記憶・縮約、ドゥルーズの差異・反復などの概念、また精神科症例を参照し精神病理学者が「私性」の謎に迫る。

目次

  • 第1章 同じものが同じになる時、同じでなくなる時
  • 第2章 「私」が成立する脳的条件
  • 第3章 物来りて我を照らす
  • 第4章 面前他者を了解すること—精神病理学の営み
  • 第5章 ベルクソンと脳科学
  • 第6章 普遍論争を再考する—馬性は馬性以外の何ものでもない
  • 第7章 行為としての臨床哲学
  • 付録 脳内散策のための小マップ

「BOOKデータベース」 より

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