日本中世市場論 : 制度の歴史分析

書誌事項

日本中世市場論 : 制度の歴史分析

安野眞幸著

名古屋大学出版会, 2018.10

タイトル別名

日本中世市場論 : 制度の歴史分析

タイトル読み

ニホン チュウセイ イチバロン : セイド ノ レキシ ブンセキ

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注記

索引: 巻末p1-11

内容説明・目次

内容説明

支払い・貸借・契約・裁判・差押えなど、市場が果たした多様な役割を明らかにするとともに、債権取立てを軸に中世日本の展開を描きだすライフワーク。神人・悪僧に発し金融を担う「公界」と公権力とは、慣習法と制定法、文書とその破棄、暴力と秩序等をめぐり、いかに切り結ぶのか。

目次

  • 第1部 市場の機能—公界再考(市場は裁判の場である;市場は裏切りの場である;市場は支払いの場である;市場は文書作成の場である;市場は身曳きの場である;戦国家法の中の「公界」)
  • 第2部 債権取立てに見る市場と国家(一)—寄沙汰考(寄沙汰前史—僧と金融;平氏政権下での寄沙汰の登場;承久の乱前後の寄沙汰の拡大;公武の寄沙汰対策;証文を破る利倍法;弘安の徳政)
  • 第3部 債権取立てに見る市場と国家(二)—国質・所質・郷質考(日本史上の大断層—寄沙汰から付沙汰・請取沙汰へ;付沙汰・請取沙汰;国質・郷質・所質;楽市令)
  • 結語

「BOOKデータベース」 より

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