墓標なき草原 : 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録

書誌事項

墓標なき草原 : 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録

楊海英著

(岩波現代文庫, 学術 ; 394-395)

岩波書店, 2018.10-2018.12

タイトル別名

墓標なき草原 : 内モンゴルにおける文化大革命虐殺の記録

タイトル読み

ボヒョウ ナキ ソウゲン : ウチモンゴル ニオケル ブンカ ダイカクメイ ギャクサツ ノ キロク

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注記

2009年12月刊(岩波書店)の文庫版。刊行にあたり、「追記1」「追記2」を付した

参考文献: 下: 巻末p9-25

内モンゴル自治区文化大革命年表: 下: 巻末p26-36

内容説明・目次

内容説明

他に先がけて文革の火蓋が切られた内モンゴルでは、かつて日本統治時代に教育を受けた者たちが「内モンゴル人民革命党」一派として粛清され、階級闘争論によって漢族による草原の開墾とモンゴル族の迫害が正当化され、略奪と殺害がエスカレートしていった。知られざる草原の悲劇の実態を、体験者の証言を軸に克明にたどる。第一四回司馬遼太郎賞受賞。(全二冊)

目次

  • 「社会主義中国は、貧しい人々の味方」—中国共産党を信じた牧畜民バイワル
  • 第1部 「日本刀をぶら下げた連中」(日本から学んだモンゴル人の共産主義思想—一高生トブシン、毛澤東の百花斉放に散る;「亡国の輩になりたくなかった」—満洲建国大学のトグスの夢;「モンゴル族は中国の奴隷にすぎない」—「内モンゴルのシンドラー」、ジュテークチ)
  • 第2部 ジュニアたちの造反(「動物園」の烽火—師範学院のモンゴル人造反派ハラフー;陰謀の集大成としての文化大革命—師範大学名誉教授リンセの経験;漢人農民が完成させた「光栄な殺戮」—草原の造反派フレルバートル)

「BOOKデータベース」 より

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