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帝国の陰謀

蓮實重彦著

(ちくま学芸文庫, [ハ-1-9])

筑摩書房, 2018.12

タイトル読み

テイコク ノ インボウ

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注記

日本文芸社刊 (1991.9) の文庫化

シリーズ番号はブックジャケットによる

書誌: p148-150

文献表: p166-167

内容説明・目次

内容説明

純粋な「形式性」と起源なき「名前」の流通によって現実が作られる時代。それは、いかにして生まれたのか—。19世紀中葉、一組の義兄弟が陰謀を企てる。兄の名は、ルイ=ナポレオン。フランス皇帝ナポレオン1世の甥である。かたや父親を異にする弟の名は、ド・モルニー。「私生児」にして、のちの内務大臣・立法院議長である。権力奪取の計画は首尾よく運び、ここにフランス第二帝政の幕が上がることとなる。希薄で、シニカルな相貌をまとって…。ド・モルニーが遺した二つのテクストを読解し、マルクスが見落としたものを軽やかに描く、著者最初の書き下ろし作品。

目次

  • 1 私生児
  • 2 陰謀
  • 3 決断
  • 4 署名
  • 5 議長
  • 6 喜歌劇
  • 7 反復

「BOOKデータベース」 より

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