あたかも壊れた世界 : 批評的、リアリズム的

書誌事項

あたかも壊れた世界 : 批評的、リアリズム的

小泉義之著

青土社, 2019.3

タイトル別名

あたかも壊れた世界 : 批評的リアリズム的

タイトル読み

アタカモ コワレタ セカイ : ヒヒョウテキ リアリズムテキ

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内容説明・目次

内容説明

生や狂気の問題を真正面から見据え、既存の価値観にしばられない思想を展開している著者が、その態度で「作品」と向き合うとき、いったい何が見えるのか。現代を代表する哲学者による初の批評集。

目次

  • 第1部 身体的(不安のビオス、恐怖のゾーエー(楳図かずお);デッドエンド、デッドタイム—一九七八年以来の現代思想における(ゾンビ);人形使いに対する態度—公安九課バトーと中山正巡査(押井守『イノセンス』);サイボーグ時代の終焉—錬成陣の構築式を血肉化する主体(荒川弘『鋼の錬金術師』);No Sex, No Future—異性愛のバイオ化・クィア化を夢みることについて(岩明均『寄生獣』))
  • 第2部 精神的(奇妙な愛が、われわれを見放すときは決して来ないからには(王兵『収容病棟』);夢でもし逢えたら、素敵なことね(古屋兎丸);心理の主体、皮膚の主体(クリストファー・ノーラン『メメント』);ロバの鳴き声—デカルト的白痴からドストエフスキー的白痴へ(ドストエフスキー『白痴』))
  • 第3部 社会的(あたかも壊れた世界—犯人の逮輔と事件の逮輔(西尾維新『きみとぼくの壊れた世界』);おフランスの現代思想ざんす—「真理の殉教者」としてのイヤミ(赤塚不二夫『おそ松くん』);不幸を追求する権利(古谷実『ヒメアノ〜ル』);モグラとサルの闘争—古谷実の反ブルジョア精神(古谷実);ゲーム仕掛けの神—山本直樹『ビリーバーズ』を読む(山本直樹『ビリーバーズ』))

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB27860601
  • ISBN
    • 9784791771462
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    230p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
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