「内心の自由」の法理

書誌事項

「内心の自由」の法理

渡辺康行著

岩波書店, 2019.3

タイトル別名

内心の自由の法理

タイトル読み

「ナイシン ノ ジユウ」ノ ホウリ

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内容説明・目次

内容説明

「内心の自由」はどこまで保障されるべきか。「信教の自由」や「思想・良心の自由」をめぐる膨大な裁判例を、三段階審査などを用いて整理・分析し、新たな審査手法を開拓。研究・実務のさらなる発展に大きく寄与する論文集。

目次

  • 本書の関心・対象・考察方法
  • 第1部 ドイツにおける信教の自由と国家の宗教的中立性の「緊張関係」—文化的多様性を背景とした事例から(ドイツにおけるイスラーム教徒の教師のスカーフ事件;連邦憲法裁判所第2法廷判決の検討;私人間における信教の自由—もう一つの「イスラームのスカーフ」事件が問いかけるもの)
  • 第2部 現代日本における「思想・良心の自由」—「君が代」訴訟と「団体と個人」をめぐる事例から(「君が代」訴訟の分析視角—近年における議論の出発点の確認;公教育における「君が代」と教師の「思想・良心の自由」—ピアノ伴奏拒否事件と予防訴訟を素材として;職務命令と思想・良心の自由—「君が代」ピアノ伴奏拒否事件最高裁判決 ほか)
  • 第3部 現代日本における信教の自由と政教分離—その保障の諸相(「思想・良心の自由」と「信教の自由」—判例法理の比較検討から;行政裁量審査の内と外—エホバの証人剣道受講拒否事件と「君が代」訴訟懲戒処分事件を素材として;「ムスリム監視捜査事件」の憲法学的考察—警察による個人情報の収集・保管・利用の統制 ほか)
  • 残された課題

「BOOKデータベース」 より

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