移民と国内植民の社会学 : 矢内原忠雄の植民論とアイヌ民族

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移民と国内植民の社会学 : 矢内原忠雄の植民論とアイヌ民族

佐久間孝正著

勁草書房, 2019.5

タイトル読み

イミン ト コクナイ ショクミン ノ シャカイガク : ヤナイハラ タダオ ノ ショクミンロン ト アイヌ ミンゾク

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参考文献: 巻末pxi-xx

内容説明・目次

内容説明

近代日本における植民思想と、現代のアイヌ民族の問題を関連づけて問い直す。矢内原忠雄、新渡戸稲造らの植民論を社会学的視点から再検討するとともに、こんにちの日本でアイヌ民族が直面する問題にも迫る。併せて社会学者の高田保馬や新明正道の東亜論と矢内原満州論、植民論を比較し、その意義を問う。

目次

  • 第1章 明治新政府と伊達藩—ナショナル・マイノリティとしてのアイヌ
  • 第2章 新渡戸稲造の植民思想—北大植民学派の始祖
  • 第3章 矢内原忠雄の植民論と社会学—行為論的社会認識
  • 第4章 東亜論をめぐる矢内原と高田、新明—科学者の良心を守りぬいたもの
  • 第5章 無教会伝道者としての矢内原忠雄—預言者としての使命
  • 第6章 キリスト教と北海道開発論—神は「未開」を喜ばない
  • 第7章 バチラー及びイザベラ・バードと偶像崇拝—ビクトリア時代の進化思想
  • 第8章 文明化の使命と文明の使命への懐疑—ミルから福澤を経て矢内原へ
  • 第9章 アイヌの末裔と現代—北の大地の地域学習室から

「BOOKデータベース」 より

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