新渡戸稲造 : 人格論と社会観

著者

    • 谷口, 稔 タニグチ, ミノル

書誌事項

新渡戸稲造 : 人格論と社会観

谷口稔著

鳥影社, 2019.4

タイトル別名

新渡戸稲造人格論と社会論

タイトル読み

ニトベ イナゾウ : ジンカクロン ト シャカイカン

大学図書館所蔵 件 / 40

注記

参考文献: p255-262

2018年9月横浜国立大学大学院国際社会科学府経済専攻に提出した学位論文「新渡戸稲造の人格論と社会経済思想」に多少の加筆と修正を加えたもの (あとがきによる)

内容説明・目次

内容説明

日本の「武士道」を近代に活かそうとした思想家であり、敬虔なキリスト教信者でもあった新渡戸稲造。多岐にわたる活動を続けた彼の「人格論」をベースに、「農業思想」「植民思想」「教育思想」を論じて、その思想の解明と、真の人物像に迫る。

目次

  • 第1章 近代日本における人格論の系譜と新渡戸稲造(新渡戸の人格論の特質;『武士道』—武士道の徳目を英語で表現する苦闘と接木形態;信仰と精神世界)
  • 第2章 産業の基盤となる農業思想の展開—人間形成論の端緒としての『農業本論』(十九世紀ドイツ経済思想の受容;『日本土地制度論』における農業理解;『農業本論』における農業思想;『農業本論』における農民倫理の希求)
  • 第3章 文明の進歩を目的にした植民思想—台湾糖業政策を中心に(植民地台湾論;植民政策論;植民思想と文明観;植民における「進取の気象」の可能性)
  • 第4章 「小さき者・弱き者」を慈しむ教育思想(札幌遠友夜学校;女子教育)
  • 結語 新渡戸稲造の人格論と社会経済思想

「BOOKデータベース」 より

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