赤い月
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赤い月
(岩波現代文庫, 文芸 ; 307-308)
岩波書店, 2019.6
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アカイ ツキ
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注記
新潮文庫版(2003年刊)を底本とし、若干の訂正を加えた
上: xvi, 337p, 下: vi, 375p
参考資料一覧: 下: p353-363
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784006023072
内容説明
満洲の牡丹江にある森田酒造の店主・森田勇太郎は、馬賊の襲撃に怯えながら関東軍の協力もあって森田酒造を満洲一の造り酒屋にした。勇太郎・波子の娘・美咲の家庭教師だった白系ロシア人のエレナは、森田家に出入りしていた恋人氷室啓介によって家族の目の間で処刑された。いったいエレナに何があったのか。映画・テレビドラマ・ラジオドラマ・舞台上演などがなされた著者の代表作。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784006023089
内容説明
ソ連軍の侵攻と現地人の暴動に遭い、酒造は倒産。波子は幼い二人の子どもを抱えハルビンに逃げたが、すべての金品を奪われ、再会した夫の勇太郎は強制労働の果てに病死。避難所で波子のもとに現れた恋仲だった氷室は阿片によって廃人同然になっていた。引揚げが始まり、波子の看病で恢復した氷室は現地で日本人難民の帰還に奔走する。映画・テレビドラマ・ラジオドラマ・舞台上演などがなされた著者の代表作。
「BOOKデータベース」 より