書誌事項

ナチス破壊の経済 : 1923-1945

アダム・トゥーズ [著] ; 山形浩生, 森本正史訳

みすず書房, 2019.8

タイトル別名

The wages of destruction : the making and breaking of the Nazi economy

ナチス : 破壊の経済 : 1923-1945

タイトル読み

ナチス ハカイ ノ ケイザイ : 1923 1945

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注記

原著 (Allen Lane, 2006) の翻訳

訳者あとがきに「翻訳にあたっては、2007年のPenguin Books版とそのpdf版を底本として使用」とあり

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784622088127

内容説明

上巻では、シュトレーゼマン政権(1923)から、ヒトラーの政権掌握、再軍備と戦争準備、そしてポーランド占領後(1940)までを扱う。雇用創出、アウトバーン建設といったナチ経済政策につきまとう神話の実像を暴きつつ、戦争遂行に向けた、外貨確保を中心とした金融経済政策、および兵器、食糧、労働力、資源の動員体制の確立を、あますところなく詳述する。

目次

  • 第1部 回復(「すべての労働者に仕事を」;決別;パートナーたち—政権とドイツ企業;安上がりの民族共同体;農民救済)
  • 第2部 ヨーロッパの戦争(1936年—開戦まで4年;危険な領域へ;1939年—待てど得るものなし;一か八か—戦争最初の冬)
巻冊次

下 ISBN 9784622088134

内容説明

下巻では、西部戦線の開戦(1940)から、バルバロッサ作戦、ジェノサイド、シュペーアによる軍備の奇跡、そして敗戦(1945)までを扱う。二正面戦争に突入したドイツが、いかにして雪のロシアまで戦争活動を巧みに維持したのか、占領した東欧とロシアの資源をナチはどのように利用しようとしていたのか、ホロコーストの経済的側面の全貌とはどのようなものだったのか、「シュペーアの奇跡」の実態とは。破壊に向かって突き進む総動員経済の終幕を描く。

目次

  • 第2部 ヨーロッパの戦争(承前)(西部での勝利—Sieg im Westen;イギリスとアメリカ—ヒトラーの戦略的ジレンマ)
  • 第3部 世界戦争(二つの戦争に同時に備える;人種戦争という大戦略;1941年12月—転回点;労働、食糧、ジェノサイド;アルベルト・シュペーア—「奇跡の男」;疑念の余地なし;崩壊;終末)

「BOOKデータベース」 より

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