憧れのホメロス : ローマ恋愛エレゲイア詩人の叙事詩観
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書誌事項
憧れのホメロス : ローマ恋愛エレゲイア詩人の叙事詩観
知泉書館, 2019.7
- タイトル別名
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Adorando Omero. : uno studio sugli elegiaci romani e il loro concetto di epos
- タイトル読み
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アコガレ ノ ホメロス : ローマ レンアイ エレゲイア シジン ノ ジョジシカン
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注記
文献一覧: p[151]-156
欧文タイトルは欧文目次・要約による
内容説明・目次
内容説明
古代ローマの共和政から元首政にかけてのほぼ60年にわたり、文芸ジャンルである恋愛エレゲイア詩が隆盛した。本書ではその中の代表的な三人の詩人、プロペルティウス、ティブッルス、オウィディウスの作品を取り上げる。特にプロペルティウスを中心に、彼らの作品中に隠された、叙事詩への強い関心を具体的に跡付け、古代ローマ文学における叙事詩と恋愛詩との緊張関係を明らかにする。さらに、ルネサンスの旗手であるペトラルカがプロペルティウスから受けた影響を考察し、近代文学へと流れていく恋愛詩理解に示唆を与える。
目次
- 序論
- 第1章 プロペルティウスとホメロス
- 第2章 キュンティアの亡霊—プロペルティウス第4巻第7歌
- 第3章 帰ってきたキュンティア—プロペルティウス第4巻第8歌
- 第4章 ティブッルスとプロペルティウス—ティブッルス第1巻第8歌に込められたプロペルティウスへの言及
- 第5章 シビュッラとアエネアス—オウィディウス『変身物語』第14巻120‐153
- 第6章 梟と鹿—オウィディウス『変身物語』第11巻24‐27行の直喩
- 第7章 プロペルティウスとペトラルカ—二人の恋愛詩人の接点をめぐって
- 結論
「BOOKデータベース」 より