「優勝劣敗」と明治国家 : 加藤弘之の社会進化論
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書誌事項
「優勝劣敗」と明治国家 : 加藤弘之の社会進化論
ぺりかん社, 2019.9
- タイトル別名
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優勝劣敗と明治国家 : 加藤弘之の社会進化論
- タイトル読み
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「ユウショウ レッパイ」 ト メイジ コッカ : カトウ ヒロユキ ノ シャカイ シンカロン
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注記
博士論文 (筑波大学, 2015年) を大幅に改稿したもの
参考文献あり
索引あり
内容説明・目次
内容説明
幕末に洋学者として出発し、維新後は明六社社員として立憲政治の啓蒙に努めるも、のちに天賦人権説を否定した東京大学初代綜理・加藤弘之(1836‐1916)—。加藤の唱えた社会進化論が明治国家の思想に与えた影響を考察し、学者としての加藤の実像に踏み込み、近代日本の形成期における社会進化論と国体論の相剋/親和を描き出す。
目次
- 第1章 国家思想の構築と社会進化論の受容
- 第2章 「優勝劣敗是天理矣」—『人権新説』の思想世界における“万物法”
- 第3章 明治二十年前後における“優勝劣敗”思想の深化
- 第4章 明治国家の確立と“天則”の主張
- 第5章 日清戦争前後の「道徳法律」論
- 第6章 日露戦後における社会進化論の行方—“自然”一元論の提唱
- 補章 加藤弘之による「追遠碑」建設—大正二、三年の茨城県筑波郡訪問
- 終章 本書の成果と残された課題
「BOOKデータベース」 より