対日協力者の政治構想 : 日中戦争とその前後

書誌事項

対日協力者の政治構想 : 日中戦争とその前後

関智英著

名古屋大学出版会, 2019.10

タイトル別名

日中戦争時期、対日和平陣営における将来構想

タイトル読み

タイニチ キョウリョクシャ ノ セイジ コウソウ : ニッチュウ センソウ ト ソノ ゼンゴ

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注記

博士論文「日中戦争時期、対日和平陣営における将来構想」 (東京大学提出) を根幹とするもの

内容説明・目次

内容説明

日中戦争には、抗日と同時に、占領地における協力の側面もあった。しかし多様な協力者たちは戦後、厳しく糾弾され、その歴史も未完の政治構想とともに葬り去られた。本書はこの影の側面に光を当て、戦争を総合的に捉えるとともに、占領から始まった戦後日本に鋭い眼差しを投げかける。

目次

  • 緒論
  • 第1部 様々な政治構想—日中戦争勃発前後(「冀東」の構想—殷汝耕と池宗墨をめぐって;張鳴の「五族解放」「大漢国」論;呉佩孚擁立工作と日支民族会議 ほか)
  • 第2部 現実的な選択へ—日中戦争下の占領地政権(中華民国維新政府指導層の時局観;袁殊と興亜建国運動—汪精衛政権成立前後の占領地の動向;占領地と憲政—汪精衛政権の憲政実施構想 ほか)
  • 第3部 日本敗北の中で—日米開戦から戦後へ(日中道義問答—日米開戦後の占領地中国知識人;日中戦争末期の“中国人の代辯者”吉田東祐;戦前戦後を越える思想—政論家としての胡蘭成 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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