書誌事項

危機と人類

ジャレド・ダイアモンド著 ; 小川敏子, 川上純子訳

日本経済新聞出版社, 2019.10

タイトル別名

Upheaval : turning points for nations in crisis

タイトル読み

キキ ト ジンルイ

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注記

原著 (Little, Brown and Co., 2019) の翻訳

参考文献: 下: p317-331

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784532176792

内容説明

ペリー来航で開国を迫られた日本、ソ連に侵攻されたフィンランド、軍事クーデターとピノチェトの独裁政権に苦しんだチリ、クーデター失敗と大量虐殺を経験したインドネシア、東西分断とナチスの負の遺産に向き合ったドイツ、白豪主義の放棄とナショナル・アイデンティティの危機に直面したオーストラリア、そして現在進行中の危機に直面するアメリカと日本…。国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進むことができたのか?ジャレド・ダイアモンド博士が、世界7カ国の事例から、次の劇的変化を乗り越えるための叡智を解き明かす!

目次

  • プロローグ ココナッツグローブ大火が残したもの
  • 第1部 個人(個人的危機)
  • 第2部 国家—明らかになった危機(フィンランドの対ソ戦争;近代日本の起源;すべてのチリ人のためのチリ;インドネシア、新しい国の誕生)
巻冊次

下 ISBN 9784532176808

内容説明

国家的危機に直面した国々は、選択的変化によって生き残る—では、現代日本が選ぶべき変化とは何か?現代日本は数多くの国家的問題を抱えているが、なかには日本人が無視しているように見えるものもある。女性の役割、少子化、人口減少、高齢化、膨大な国債発行残高には関心が寄せられている一方で、天然資源の保護、移民の受け入れ、隣国との非友好的関係、第二次世界大戦の清算といった問題には、関心が低いようだ。現代日本は、基本的価値観を再評価し、意味が薄れたものと残すべきものを峻別し、新しい価値観をさらに加えることで、現実に適応できるだろうか?博覧強記の博士が、世界を襲う危機と、解決への道筋を提案する。

目次

  • 第2部 国家—明らかになった危機(承前)(ドイツの再建;オーストラリア—われわれは何者か?)
  • 第3部 国家と世界—進行中の危機(日本を待ち受けるもの;アメリカを待ち受けるもの—強みと最大の問題;アメリカを待ち受けるもの—その他の三つの問題;世界を待ち受けるもの)
  • エピローグ 教訓、疑問、そして展望

「BOOKデータベース」 より

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