この世の春

著者

• 宮部, みゆき ミヤベ, ミユキ

書誌事項

この世の春

宮部みゆき著

（新潮文庫, 11204-11206, み-22-35, み-22-36, み-22-37）

新潮社, 2019.12

• 上巻
• 中巻
• 下巻

タイトル読み

コノ ヨ ノ ハル

注記

単行本: 2017年8月刊

内容説明・目次

巻冊次

上巻 ISBN 9784101369457

内容説明

ごめんくださいまし—。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。応対した各務多紀は、女が連れていた赤子に驚愕する。それは藩内で権勢をほしいままにする御用人頭・伊東成孝の嫡男であった。なぜ、一介の上士に過ぎない父が頼られたのか。藩中枢で何が起きているのか。一夜の出来事はやがて、北関東の小国を揺るがす大事件へと発展していく。作家生活三十周年記念作。

巻冊次

中巻 ISBN 9784101369464

内容説明

主君・北見重興の押込。下野二万石の小国は、藩主の強制隠居という激震に見舞われた。居城から別邸・五香苑へと移った重興は、元家老の石野織部や主治医にも真実を語らず、座敷牢に籠り、時に少年のように、時に女郎のように振る舞って、周囲を困惑させた。彼は名君主たる人物だったのか。あるいは、非道な殺人者だったのか。謎が深まる中、各務多紀との出会いが、重興の心に変化をもたらす。

巻冊次

下巻 ISBN 9784101369471

内容説明

ざまをみろ。父を殺したとき、そして、刺客を討ち取ったとき、北見重興が発した言葉。元藩主とは思えぬその言動に、どんな因果が秘められていたのか…。名君と仰がれた今望侯の狂気。根絶やしにされた出土村。城下から相次いで失踪した子ども達。すべての謎は、重興の覚醒とともに真実へと導かれる。ミステリー。サスペンス。そして、歴史。あらゆる技巧が凝らされた「物語の到達点」。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

• NII書誌ID(NCID): BB29263192
• ISBN:
  • 9784101369457
  • 9784101369464
  • 9784101369471
• 出版国コード: ja
• タイトル言語コード: jpn
• 本文言語コード: jpn
• 出版地: 東京
• ページ数/冊数: 3冊
• 大きさ: 16cm
• 親書誌ID:
  • BN00424625