東アジアの弾圧・抑圧を考える : 19世紀から現代まで : 日本・中国・台湾

書誌事項

東アジアの弾圧・抑圧を考える : 19世紀から現代まで : 日本・中国・台湾

岩下哲典 [ほか] 著

春風社, 2019.12

タイトル別名

東アジアの弾圧抑圧を考える : 19世紀から現代まで日本中国台湾

タイトル読み

ヒガシアジア ノ ダンアツ ヨクアツ オ カンガエル : 19セイキ カラ ゲンダイ マデ : ニホン チュウゴク タイワン

大学図書館所蔵 件 / 83

注記

その他の著者: 矢森小映子, 塚越俊志, 小林哲也, 関良基, 橋本真吾, 永江貴子, 濱口裕介, 安田震一, 龐淼, 土屋真一, 中川仁, 吉田雅子, 藤田賀久

文献あり

内容説明・目次

内容説明

権力者はその秩序を維持せんとするとき、いかなる方途で異端者を弾圧・抑圧するのか。弾圧・抑圧される者は、いかに耐え、抗うのか。言論取り締まり、追放、補縛、暗殺など、権力闘争の渦中に生きた人々の営為を明らかにする挑戦的論集。「蛮社の獄」から台湾民主化まで。

目次

  • 第1部 幕末維新期の日本(小関三英と蛮社の獄—学問観と政治意識の変容過程から;「蛮社の獄」による弾圧の影響—高野長英と宇和島藩の海防政策について;文久〜慶応期における土佐勤王党への弾圧とその壊滅—幕末維新期における「国事周旋」の一側面;江戸末期の暗殺と明治の弾圧の言説析—「国体」「売国」「国賊」「大逆」)
  • 第2部 近現代の日本(明治期の「共和」言説と言論弾圧—「五箇条の誓文」から「共和演説」まで;国家による私学抑圧 明治三五年哲学館事件の深層—新潟県の名望家高橋九郎宛て政界実力者石黒忠悳の書簡から;明治三五年の教科書疑獄事件と中国渡航日本人教育者の動向—永江正直をたどって;「蝦夷共和国」説の形成と展開—近現代における「俗説」形成史の一例として)
  • 第3部 近現代中国と台湾・少数民族(一八世紀〜一九世紀中国絵画にみる権力の象徴—西洋的な視座から;清朝における言論統制と弾圧—『三言二拍』の展開を中心に;文字改革運動の背景にみる章炳麟と弾圧—台湾亡命と「駁中國用萬國新語説」;重層植民としての台湾—二・二八事件と台湾の民主化運動と多言語主義;中国における少数民族への言語政策—保護なのか弾圧なのか;外省人が来た道—眷村から見た台湾現代史)

「BOOKデータベース」 より

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