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功利とデモクラシー : ジェレミー・ベンサムの政治思想

フィリップ・スコフィールド著 ; 川名雄一郎, 高島和哉, 戒能通弘訳

慶應義塾大学出版会, 2020.1

タイトル別名

Utility and democracy : the political thought of Jeremy Bentham

功利とデモクラシー : ジェレミーベンサムの政治思想

タイトル読み

コウリ ト デモクラシー : ジェレミー・ベンサム ノ セイジ シソウ

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注記

文献一覧: 巻末p87-99

内容説明・目次

内容説明

本書は次の二つの慧眼を持つ。第一に、言語論を核としたベンサムの論理学が、功利性の原理と並び立つ彼の思想の基盤であることを説得的に示したこと。第二に、支配層としての政治家・法律家・宗教科の協働による私的利益の追求を「邪悪な利益」として糾弾し、急進的民主主義へと転向したベンサムの政治思想を詳らかにしたことである。稀代の思想家が掲げた“功利”と“民主主義”の新たな側面に光を当てたスコフィールドの二〇年にわたる研究の到達点、ついに刊行。

目次

  • 現実的実体とフィクション的実体
  • 功利性の原理
  • 自然法と自然権
  • フランス革命
  • 邪悪な利益の出現
  • 議会改革
  • 教会
  • 植民地と憲法
  • 法典化、憲法、共和主義
  • 公開性、責任、政府のアーキテクチャ
  • 邪悪な利益への解毒剤—公職適性
  • 法改革の政治学
  • 最後のことごと

「BOOKデータベース」 より

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