近代中国人日本留学の社会史 : 昭和前期を中心に

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近代中国人日本留学の社会史 : 昭和前期を中心に

周一川著

東信堂, 2020.2

タイトル読み

キンダイ チュウゴクジン ニホン リュウガク ノ シャカイシ : ショウワ ゼンキ オ チュウシン ニ

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内容説明・目次

内容説明

現在、外国人留学生のなかでも最多の10万人を超える中国人留学生は、これまで日本社会を構成する一員として存在してきた。日本にやって来る中国人留学生は、特に近代以降、目まぐるしく変わる日・中両国の国内情勢、両国間の関係、国際情勢に翻弄されてきた—。日・中の膨大な史資料より近代日本における中国人留学生の総数を明らかにし、それら数字の統計的分析、そして留学生たちのオーラルヒストリーによる事例研究といった、定性・定量を包括した研究アプローチを通して、わが国における中国人留学生近代史の全体像を浮かび上がらせた力作。

目次

  • 第1部 基礎的資料の整理と分析—総人数をめぐって(文部省の統計(1906‐1926年);日華学会編中国人留学生名簿(1927‐1944年);中華民国留日学生監督処の関連資料(1906‐1923・1929・1933年);中日満州国大使館編『満州国留学日学生録』(1935‐1943年);小括—総人数統計の相対性)
  • 第2部 統計から見る日本留学の実態(国民政府時期の日本留学(1928‐1937年);「満洲国」の教育再建と日本留学;戦時下における日本留学;小括—近代における中国人海外留学の趨勢(日本とアメリカ留学の比較);留学趨勢の転換要因)
  • 第3部 戦時下留学生の事例研究(東京女子医学専門学校の留学生;奈良女子高等師範学校の留学生;「満洲国」留学生予備校第3期卒業生をめぐって;小括—戦争に巻き込まれた留学生たち)
  • 資料編 日華学会編中国人留学生名簿(1927‐1944年)

「BOOKデータベース」 より

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