歴博甲本洛中洛外図屏風の研究
著者
書誌事項
歴博甲本洛中洛外図屏風の研究
勉誠出版, 2020.2
- タイトル別名
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洛中洛外図屏風の研究 : 歴博甲本
- タイトル読み
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レキハク コウホン ラクチュウ ラクガイズ ビョウブ ノ ケンキュウ
大学図書館所蔵 件 / 全75件
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内容説明・目次
内容説明
「歌・物語絵屏風」だった現存最古の洛中洛外図屏風。芸術志向の近現代絵画とは異なる中世絵画の特徴をふまえ、歴博甲本に描かれた主題、注文者、そして作者を明らかにする。絵の中に巧に隠された「歌・物語」の中に、制作を命じた将軍のメッセージが残されている。
目次
- 序論 歴博甲本洛中洛外図屏風研究史と本書の構成
- 第1部 歴博甲本洛中洛外図屏風に描かれた戦国期京都について(歴博甲本洛中洛外図屏風 将軍邸近辺の空間構造;歴博甲本洛中洛外図屏風に描かれた比丘尼御所の住持)
- 第2部 歴博甲本洛中洛外図屏風に描かれた歌・物語絵(歴博甲本洛中洛外図屏風に描かれた歌絵;三条西邸鴬合と近衛邸の風呂;祇園会再興と足利義澄;足利義澄の観能と参内;宝鏡寺・南御所の所領と歴博甲本に描かれた白布;歴博甲本制作契機と『融通念仏縁起絵巻』)
- 第3部 室町後期歌絵(室町後期における歌絵享受;歌絵・物語絵の表現手法)
- 補論 「伊勢物語」二十三段 筒井筒について
- 補論 藤原重雄氏「上杉本「洛中洛外図屏風」をめぐる新説について‐行列従者・輿の理解‐」について反論
- 結論 歌・物語絵としての歴博甲本洛中洛外図屏風
「BOOKデータベース」 より