琉球船漂着者の「聞書」世界 : 『大島筆記』翻刻と研究
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書誌事項
琉球船漂着者の「聞書」世界 : 『大島筆記』翻刻と研究
(叢書・沖縄を知る)
勉誠出版, 2020.3
- タイトル別名
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琉球船漂着者の聞書世界 : 大島筆記翻刻と研究
- タイトル読み
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リュウキュウセン ヒョウチャクシャ ノ 「キキガキ」 セカイ : 『オオシマ ヒッキ』 ホンコク ト ケンキュウ
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注記
執筆者: 横山學, 真栄平房昭, 屋良健一郎, 嘉手苅徹, 橋尾直和
内容説明・目次
内容説明
宝歴十二年(一七六二)旧暦四月、薩摩へ向かう一艘の琉球船が暴風雨に遭遇し、土佐へ漂着した。土佐藩の儒者戸部良熈が、乗船していた琉球人潮平親雲上から聞き書きをとり、琉球側からの提出資料とともにまとめたもの、それが『大島筆記』である。優れた教養を有した二人の邂逅により纏められた本書は、琉球王府が編纂した資料では窺えない、当時の琉球人が語った貴重な情報に満ち溢れている。漂着の次第はもとより、琉球の地誌全般、当地における文芸や言語、風俗、さらには、中国や日本など琉球を取りまく地域との交流・交叉の諸相を伝え、江戸期の琉球認識などを知るためにも貴重な資料である。諸本のうち最も内容の備わった最善本を初めて全編翻刻、校異を付し、さらに琉球船の土佐への漂着に関する貴重資料『琉球船漂恙記』『韓川筆話(抄)』『琉球人話』を収録。研究篇として、文献学・文学・文化史・外交史・空手史・言語学等に関する充実の論考六篇を収載した決定版。
目次
- 第1部 翻刻編(大島筆記(国立国会図書館所蔵);附録『大島筆記』に関連する資料)
- 第2部 研究編(宝暦十二年琉球国船漂着記録『大島筆記』諸本について(改訂);土佐国漂着の琉球船「聞書」資料の世界—『大島筆記』を中心に;琉球人の唐旅見聞談について;近世における琉球人の日本漂着;『大島筆記』をめぐる唐手の「伝来」に関する一考察;『大島筆記』に記された琉球語)
「BOOKデータベース」 より