いますぐ彼を解きなさい : イタリアにおける非拘束社会への試み
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書誌事項
いますぐ彼を解きなさい : イタリアにおける非拘束社会への試み
ミネルヴァ書房, 2020.4
- タイトル別名
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Slegalo subito
…e tu slegalo subito
Slegalo!
- タイトル読み
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イマ スグ カレ オ トキナサイ : イタリア ニオケル ヒコウソク シャカイ エノ ココロミ
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注記
監訳: 岡村正幸
イタリア精神科医療改革の歴史: p174-175
フランコ・バザーリア略歴: p176-177
引用・参考文献: 巻頭px
参考文献: p178-179
「…e tu slegalo subito」「Slegalo!」をもとにした著者の書き下ろし
内容説明・目次
内容説明
イタリアでは、一九七八年の「法律一八〇号」によって、精神病院の閉鎖が始まり、精神医療の拠点は地域に移された。この法律にたどり着くまでの解放運動で、自由と解放のシンボルとされたのが、本書カバーの「青い馬」である。精神病院は解体されたものの、精神医療の現場では依然として拷問のような「拘束」が存在している。本書は、この拘束を廃止するための運動を長年イタリアで続けている著者が、現在進行中の運動や、拘束が頻繁に起こるメカニズム、その社会的背景について、日本へ向けて書き下ろした画期的な一冊である。
目次
- 第1部 拘束廃止に向けた精神科医の経験から(総合病院内SPDCで拘束された男性;精神保健局での拘束廃止へのあゆみ—カリアリのケースから)
- 第2部 イタリア拘束廃止運動の実際(ケアの場での器具による拘束;精神的困難を抱えた人への人権侵害—イタリアにおける脱施設化の経験と改革後にも残る拘束;やればできる)
- 第3部 拘束廃止に向けたインタビュー(拘束は拷問です;もはや人間ではない;遁走する主体)
「BOOKデータベース」 より