書誌事項

明治が歴史になったとき : 史学史としての大久保利謙

佐藤雄基編

(アジア遊学, 248)

勉誠出版, 2020.5

タイトル別名

明治が歴史になったとき : 史学史としての大久保利謙

タイトル読み

メイジ ガ レキシ ニ ナッタ トキ : シガクシ トシテ ノ オオクボ トシアキ

大学図書館所蔵 件 / 85

注記

執筆者一覧: 佐藤雄基, 松沢裕作, 松田宏一郎, 箱石大, マーガレット・メール, 小澤実, 今井修, 松田好史, 葦名ふみ, 大島明秀, 小田部雄次

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

歴史学は「過去」を対象とする学問である。歴史家が「明治時代」を新たに学問の対象としたとき、そこではどのような営為がおこなわれていたのか。近代の政治家、官僚、軍人などの個人文書を収集・公開する国立国会図書館憲政資料室の創設に関わり、数々の史料編纂等、研究のための史料環境の整備に尽力した、日本近代史研究の先駆者である大久保利謙。その足跡を史学史・史料論・蔵書論の観点を交え検証し、日本近代史研究の誕生の瞬間を描き出す。

目次

  • 第1部 「明治」が歴史になるとき(大久保利謙と戦後日本近代史研究の出発;政治学者における「明治」の歴史化;明治政府による記録編纂・修史事業と近代文書)
  • 第2部 大久保利謙の歴史学(大久保利謙と近代史学史研究;大久保利謙と立教大学史学科(一九五八〜七一);大久保利謙『日本近代史学事始め』についての覚書—大久保史学の史学史的検討のために;小伝・大久保利武—大久保保家三代の系譜)
  • 第3部 大久保史学にみるアーカイブズ・蔵書論(大久保利武・利謙父子の学問形成と蔵書—立教大学図書館・学習院大学史料館所蔵「大久保文庫」;国立国会図書館憲政資料室と大久保利謙の構想;大久保利謙と蘭学資料研究会・蘭学書;華族と歴史学—大久保利謙の華族研究と華族史料)

「BOOKデータベース」 より

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