書誌事項

うつ病と躁病 : 現象学的試論

L・ビンスワンガー著 ; 山本巌夫, 宇野昌人, 森山公夫共訳

みすず書房, 2020.2

  • : 新装版

タイトル別名

Melancholie und Manie : phänomenologische Studien

タイトル読み

ウツビョウ ト ソウビョウ : ゲンショウガクテキ シロン

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注記

参考文献: p171-172

内容説明・目次

内容説明

本書は『精神分裂病』から3年後に発表され、前著がハイデッガーの理論を基礎においた現存在分析の方法で、分裂病者の世界を分析しているのに対し、フッサールの先験的現象学にさかのぼって現象学的方法で、うつ病と躁病者の世界を把握しようとする試みである。それは「精神医学的“実存形式”の“人間学的構造”の性格づけのみでは不十分であって、その世界の特性を、その構成に基づいて研究すること」であった。1920年代以後のフッサールの現象学が、精神医学に対してもつ意義を明確に示している。

目次

  • うつ病(うつ病の過去視;うつ病の未来視;うつ病の苦悩、うつ病の不安、うつ病の自殺衝動)
  • 躁病(代表象と相互主観性に関するフッサールの学説;共同世界の構造のなかで、躁病者において機能を停止した諸契機の現象学的分析—代表象の障害にもとづいて;躁病における、代表象の一貫性と思考の一貫性の機能停止)
  • 躁病とうつ病(躁うつの背反性;フッサールの純粋自我論の、躁‐うつ背反性の本質了解に対して持つ意義)
  • 躁病、うつ病、精神分裂病の経験様式

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC01907183
  • ISBN
    • 9784622089056
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    172p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
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