人はなぜ「自由」から逃走するのか : エーリヒ・フロムとともに考える

書誌事項

人はなぜ「自由」から逃走するのか : エーリヒ・フロムとともに考える

仲正昌樹著

ベストセラーズ, 2020.9

タイトル別名

Erich Fromm 1900-1980

人はなぜ自由から逃走するのか : エーリヒフロムとともに考える

タイトル読み

ヒト ワ ナゼ ジユウ カラ トウソウ スルノカ : エーリヒ フロム ト トモ ニ カンガエル

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内容説明・目次

内容説明

ブラック企業による「やりがい搾取」はなぜ起こるのか?ネット上でカリスマを賛美したり、敵を集中攻撃して炎上騒ぎを起こすことに時間を費やしている人は、何が楽しいのか?アメリカ人はなぜ、強権的政治手法をとるトランプ大統領を支持したのか?その傾向が世界中に広がっているのはどうしてか?孤独と不安が蔓延しているから、苦しくて、どこかに救いを求めているからなのか?ならば、政治的民主化と非合理的な社会慣習の解体が進み、高度の科学技術によって人間の能力やコミュニケーション・ネットワークが拡張し続けている現代社会で、孤独と不安を抱える人がどんどん増えているのは何故か?それらこそ、フロムが探求したことであり、「自分は何を苦しがっているのか、どうなったら自由だと感じられるのか」を考えるうえで様々なヒントを与えてくれる。

目次

  • はじめに—なぜ今、『自由からの逃走』なのか
  • 序章 全体主義を支える「自由からの逃走」
  • 第1章 「自由の代償」とは何か
  • 第2章 宗教改革がもたらした自由
  • 第3章 「自由の二面性」を考える
  • 第4章 「逃避のメカニズム」を知る
  • 第5章 「ナチズムの心理」を知る
  • 第6章 「フロムの希望」は:自由と民主主義
  • 終章 「フロムの現代性と限界」を考える
  • あとがき—コロナ後の社会を生きる

「BOOKデータベース」 より

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