蛇神をめぐる伝承 : 古代人の心を読む
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蛇神をめぐる伝承 : 古代人の心を読む
青土社, 2020.10
- タイトル別名
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蛇神をめぐる伝承 : 古代人の心を読む
- タイトル読み
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ジャシン オ メグル デンショウ : コダイジン ノ ココロ オ ヨム
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内容説明・目次
内容説明
『古事記』『日本書紀』『万葉集』から、『今昔物語集』『日本霊異記』まで。その怪異な姿と独特の習性のゆえに、古代の人々が「神」と恐れあがめた蛇。ときに人間の女性と結婚し、ときに人びとにいけにえを求め、ときに刀剣・雷として現れ、そして、ときに見た者の一族を滅ぼす力をもつものと考えられてきた。上代・中古の文献を広く渉猟し、「蛇」にまつわる逸話を仔細に分析することで、そうした「をろち」の圧倒的な霊威がなぜ失われてしまったのかという謎にせまる。
目次
- 序章 毒気を吐いて人間を殺す蛇神
- 第1章 美男に変身して女に近づく蛇神
- 第2章 四つめの「三輪山説話」と蛇神
- 第3章 刀剣でもあり雷でもある蛇神
- 第4章 「三輪山伝説」の影響と蛇神・雷神
- 第5章 皇子を執拗に追いかける蛇女
- 第6章 人間に制圧され排除される蛇神
- 第7章 英雄に退治される「八俣の大蛇」
- 第8章 連想を呼ぶ「陰突き」と蛇神
- 終章 神性・霊威を失っていく蛇神たち
「BOOKデータベース」 より