江戸幕府の感染症対策 : なぜ「都市崩壊」を免れたのか
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書誌事項
江戸幕府の感染症対策 : なぜ「都市崩壊」を免れたのか
(集英社新書, 1038D)
集英社, 2020.10
- タイトル別名
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江戸幕府の感染症対策 : なぜ都市崩壊を免れたのか
- タイトル読み
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エド バクフ ノ カンセンショウ タイサク : ナゼ トシ ホウカイ オ マヌガレタ ノカ
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注記
参考文献: p205-206
内容説明・目次
内容説明
江戸時代にも、日本は感染症(天然痘・麻疹・インフルエンザ・コレラ)に苦しめられた。とりわけ、人口が百万を超えた「過密都市」江戸は被害を最も受けやすかったが、都市崩壊のような事態には至らなかった。時の幕府が、医療政策と社会福祉政策に力を入れたからである。徳川吉宗、松平定信らは感染拡大にどう対処したのか?当時の“持続化給付金”の財源と給付対象は?ワクチンはどのように普及したのか?現代に通底するトピックを織り交ぜながら、江戸の町がいかにして危機を脱したかを解き明かす。
目次
- プロローグ 感染症の歴史
- 第1章 江戸の疫病と医療環境(江戸の流行病;江戸の医療環境と薬ブームの到来)
- 第2章 将軍徳川吉宗の医療改革と小石川養生所の設立(薬草の収集と国産化政策;疫病の流行と処方集の配付;小石川養生所の設立;江戸の下層社会と生活補助)
- 第3章 江戸町会所の“持続化給付金”(江戸の飢饉と米騒動;寛政改革と江戸町会所の誕生;給付金が支給される三つの理由;天保の大飢饉と都市崩壊の危機)
- 第4章 幕末のコレラ騒動と攘夷運動の高揚(幕末の政情不安と開国;コレラ大流行;連続する疫病の流行と社会情勢の悪化;江戸開城と町会所)
- 第5章 種痘の普及と蘭方医術の解禁(種痘技術の導入;種痘所の設置;医学所の誕生;エピローグ 感染防止と経済活動の維持
「BOOKデータベース」 より