書誌事項

群島の文明と大陸の文明

小倉紀蔵 [著]

(PHP新書, 1238)

PHP研究所, 2020.10

タイトル読み

グントウ ノ ブンメイ ト タイリク ノ ブンメイ

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内容説明・目次

内容説明

日本は群島の文明である。それは帰納的(反演繹的)思考、経験主義(反理念・反理性主義)、そして反超越主義などで規定される。群島文明は、大陸の文明を移入しながら、それを島の力で相対化・分解しつつ、風土や文化に合わせて再構成する。さらに日本における群島文明は、「もののあはれ」や「美」という感覚を非常に重視する。大陸文明は、普遍主義・理念主義・本質主義・超越主義などを基盤とし、政権を維持するためにもそれを打倒するためにも、超越的な神・理念・価値を必要とする。東アジア文明の理解のために、必読の一冊。

目次

  • 第1章 日本の文明・文化・思想とはなにか—方法論の問題
  • 第2章 日本の文明の群島性
  • 第3章 群島文明と『論語』の“アニミズム”
  • 第4章 “第三の生命”
  • 第5章 三つの生命で文明を読み解く
  • 第6章 三つの生命で日本思想史を読み解く
  • 第7章 「もののあはれ」「わび」「さび」とは—日本文化と美意識
  • 第8章 日本経済はなぜ衰退したのか
  • 第9章 コロナ禍以後の世界

「BOOKデータベース」 より

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