患者の話は医師にどう聞こえるのか : 診察室のすれちがいを科学する
著者
書誌事項
患者の話は医師にどう聞こえるのか : 診察室のすれちがいを科学する
みすず書房, 2020.11
- タイトル別名
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What patients say, what doctors hear
- タイトル読み
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カンジャ ノ ハナシ ワ イシ ニ ドウ キコエルノカ : シンサツシツ ノ スレチガイ オ カガク スル
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注記
原著 (Beacon Press, 2017) の翻訳
内容説明・目次
内容説明
患者が「しゃべった」ことと医師が「聞いた」ことは、どんなときも、いともたやすく別のストーリーになる可能性を秘めている。症状を伝えたい一心の患者は、一刻も早く医師に言い分を主張したい。一方、つねに数多くのタスクを抱えながら、効率を上げろという圧力にさらされている医師は、一刻も早く診察を結論に導こうとする。さらには医師と患者双方の固定観念や無意識の偏見、共有していない問題なども加わり、コミュニケーションのミスはすぐに医療ミスへとつながっていくこともありうるのだ。患者は、きちんと自分の症状を伝える努力をしているだろうか?医師は、患者がほんとうに伝えたいことを受けとる努力をしているだろうか?アメリカの内科医が心を揺さぶるヒューマンストーリーを通して、避けては通れぬ医師と患者のコミュニケーションの問題を徹底分析する。
目次
- コミュニケーションはとれていたか
- それぞれの言い分
- 相手がいてこそ
- 聞いてほしい
- よかれと思って
- なにが効くのか
- チーフ・リスニング・オフィサー
- きちんと伝わらない
- 単なる事実と言うなかれ
- 害をなすなかれ—それでもミスをしたときは
- 本当に言いたいこと
- 専門用語を使うということ
- その判断、本当に妥当ですか?
- きちんと学ぶ
- ふたりの物語が終わる
- 「ほんとうの」会話を
「BOOKデータベース」 より